
2017年7月1日
1998年米国カリフォルニア州バークレー生まれ。3歳からピアノを始め、幼少時からジェルメーヌ・ムニエ、イーゴリ・ラズコ、アレクサンダー・パレイ、コレット・ゼラーなど、国際的に賞賛されているピアニストのもとで本格的に学ぶ。近年はリタ・ワグナー、ペーター・フランクルに師事している。
スクリャービン国際ピアノ・コンクール第1位、ベルリン国際ピアノ・コンクール第1位及びベスト・インタープリテーション賞受賞、アントン・ルビンシテイン国際ピアノ・コンクール第1位など、多数の国際コンクールで優勝、入賞している。
9歳でモーツァルト:ピアノ協奏曲第8番《リュッツオウ》を演奏し、デビュー。バイエルン国立管、モントリオール響、ターフェルムジーク・バロック管、シュヴェービッシュ・ユーゲント響、アタッカ管、読売日響、東京フィル、東響などと共演。
近年の活動としては、ドートンヌ・パリ音楽祭でのリサイタル・デビュー、日本での協奏曲デビュー、アウグスブルクでのベートーヴェン:三重協奏曲の演奏、ケベック・フェット・ド・ラ・ミュジーク音楽祭、オックスフォード・ピアノ音楽祭への出演、ブラボー・ナイアガラ音楽祭での母、児玉麻里とのデュオ・リサイタル等がある。室内楽にも積極的に取り組んでおり、ヴェロニカ・エーベルレ、マット・ハイモヴィッツ、エディクソン・ルイスとサン・フランシスコにて共演した。
録音はアナレクタからリリースされており、デビュー盤「モーツァルト:
ピアノ協奏曲第12番&第13番(室内楽版)」はカナダのクラシック/クロス
オーバーのチャートで第1位を獲得する等、話題となった。最新盤は2017年3月に発売された「J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア」。
フランス語、英語、ドイツ語、日本語の4ヵ国語を自由に話すマルチ・リンガルであり、小説などの文芸表現、絵画、バレエ、ジャズ・ダンスでも才能を発揮し、水泳、サイクリング等のスポーツも楽しんでいる。2016年秋よりイェール大学に在学中。