
2017年5月20日
山口県出身。東京藝術大学卒業、同大学院修了後、ドイツ政府給費留学生としてミュンヘン音楽大学で学ぶ。ジュネーヴ国際コンクール第2位(1位なし)、ヘルトゲンボシュ国際声楽コンクール第1位、ザルツブルク市賞などを受賞。フィッシャー=ディースカウより「彼は、素晴らしい解釈と驚くべき集中力でリートを演奏する」と絶賛される。ヨーロッパでリサイタルのほか、オペラ、オーケストラ、宗教曲の公演に数多く出演。日本ではN響、新日本フィル、読響、都響、サイトウ・キネン・オーケストラ等の公演にソリストとして出演し、小澤征爾、大野和士、K.ナガノ、K.マズア、H.スダーン、E.インバル等と共演。オペラでは新国立劇場で「魔笛」「道化師」「ラ・ボエーム」等に出演。自ら企画する『リサイタル・シリーズ』ではその実力と構成力を高く評価され、「ヴォルフの世界」(ピアノ:野平一郎)では文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2008年、日本で初めてのオーケストラ歌曲のリサイタル「マーラーの世界」を沼尻竜典指揮N響(サントリーホール)と大成功させ、ライヴ録音をリリース(エクストン)。2009年から「歌の旅」シリーズをスタートし、リートの神髄を極めるリサイタルとして注目されている。CDは、「白鳥の歌」「水車屋の娘」「詩人の恋」「冬の旅」等。現在、横浜国立大学、東京藝術大学等で後進の指導にあたっている。山口県「山口ふるさと大使」。
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1985年生まれ。桐朋女子高等学校音楽科(共学)卒業後、エコール・ノルマル音楽院卒業。2006~2008年、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに在席。稲垣千賀子、M.ヴォスクレセンスキー、二宮裕子の各氏に師事。2009年渡米。
2003年、第5回浜松国際ピアノコンクール第4位。2005年、第15回ショパン国際ピアノコンクール第4位、第5回モロッコ国際音楽コンクール優勝。第8回松方ホール音楽賞大賞、第15回青山音楽賞新人賞、第32回日本ショパン協会賞を受賞。
NYカーネギーホールをはじめ、イタリア、ドイツでソロ・リサイタルを、ロンドンではイギリス室内管と共演。国内では、ワルシャワ国立フィルやモンテカルロ・フィルとのツアー、関西フィル、日本フィル、読響、N響、大阪フィル等と共演。
CDは「ショパン作品集」「ショパン国際コンクールライヴ」のほか、2012年本格的なソロ・アルバム「グレイパール~ブラームス後期作品集」をリリース。岐阜県在住。金城学院大学非常勤講師、菊里高等学校音楽科非常勤講師。