2026.06.16 Tue
関市
篠田桃紅

篠田桃紅 静謐な白

インフォメーション

開催期間
2026年7月3日(金)~9月19日(土)
休館日
第2・4土曜日、日祝日
入館料
一般1000円、団体(20名以上)800円、高校生以下無料
*障がいのある方とその付添者1名は無料
イベント
〇ワークショップ「余白の白、胡粉の白を楽しむ」
和紙の上に墨と胡粉を使って作品を作ります。
日時:①9月2日(水) ②9月5日(土) 13:00~16:00(両日とも) 
*①または②のどちらかをお選びください。
場所:岐阜現代美術館大地館
定員:10名 (高校生以上)
*応募多数の場合は抽選となります。結果は8/22までにメールにてお知らせします。
参加費:1500円(当日、桃紅館受付にてお支払いください)
申込締切:8月19日(水)
申込方法:美術館ホームページのイベント申込みフォームからお申込みください。https://www.gi-co-ma.or.jp/event-application/


〇ミニワークショップ「オリジナルうちわ・扇子を作ろう!」
うちわや扇子に自由に絵を描いて、自分だけのオリジナル作品づくりを楽しみます。
日時:8月3日(月)~ 8月15日(土)(8/8, 9, 11を除く)
[午前]10:00~11:30 [午後]13:30~16:00
場所:岐阜現代美術館大地館
定員:10名(随時参加可・時間内の入れ替え制)
参加費:300円(現金のみ 当日、桃紅館入館の方は無料) 
*申込不要、当日受付

〇学芸員によるギャラリートーク
担当学芸員が会場を巡りながら展覧会を解説します。
日時:8月1日(土)13:30~(1時間程度)
参加費:無料(入館には観覧券が必要です)
申込み:不要(桃紅館受付にお集まりください)

概要

篠田桃紅は、水墨の仕事をするたびに、無限の墨いろと、その余白に生まれる静謐で美しい白に、尽きることなく心を惹かれたと語っています。日々、墨と紙に対峙しながら制作を続けてきた桃紅は、墨と紙が見せる折々の表情を、きわめて繊細に感じ取っていました。
桃紅は自著のなかで、
「白い紙に墨で線や点を書くと、紙の白は別の白に生まれ変わるような気がする。紙の白さが、さらに白くなる、とでもいうのか──」
と記しています。
墨の線や点が置かれることで、余白の白は単なる空白ではなく、墨色の余韻を湛えた新たな広がりを獲得します。そこには、墨線の力によって立ち現れる、もうひとつの白が存在しています。同時に桃紅は、その変容する白のなかに、白という揺るぎない存在の重さ、そして深さを見出していました。
白い和紙に引かれた墨の線は、余白の白に新たな息づかいを与え、また、深遠な墨いろの面を走る胡粉の白い線は、奥行きのなかに一条のきざしをもたらします。桃紅の作品において、白は、墨を際立たせる背景ではなく、墨と拮抗し響き合いながら空間を形づくる、欠かすことのできない色のひとつなのです。
本展では、桃紅作品のなかから、墨とともにある「白」に焦点をあてます。桃紅の心を震わせつづけた永遠の白と黒。その静かなせめぎ合いと豊かな余韻を、作品を通して見つめます。