2024.10.08 Tue
関市
児玉桃

ピアノ・リサイタル

プログラム

J.S.バッハ(1685-1750) Johann Sebastian Bach

  • イタリア風協奏曲 ヘ長調 BWV971
    Italienisches Konzert F-dur BWV971
    • 第1楽章 (速度指定なし:通常はアレグロ Allegroで演奏される)
    • 第2楽章 アンダンテ Andante
    • 第3楽章 プレスト Presto

細川俊夫(1955-) Toshio Hosokawa

  • エチュードⅠ-Ⅵ(2011-2013) Etudes I-VI for Solo Piano
    • エチュード Ⅰ −2つの線−
    • エチュード Ⅱ −点と線−
    • エチュード Ⅲ −書(カリグラフィー)、俳句、1つの線−
    • エチュード Ⅳ −あやとり、2つの手による魔法(呪術)、3つの線−
    • エチュード Ⅴ −怒り−
    • エチュード Ⅵ −歌、リート−

ドビュッシー(1862-1918) Claude Achille Debussy

  • 12のエチュード(練習曲集) 12 Études
  • 第1巻 Livre Ⅰ
    • 1. 5本の指のために Pour les cinq doigts
    • 2. 3度のために Pour les tierces
    • 3. 4度のために Pour les quartes
    • 4. 6度のために Pour les sixtes
    • 5. オクターヴのために Pour les octaves
    • 6. 8本の指のために Pour les huit doigts
  • 第2巻 Livre Ⅱ
    • 7. 半音階のために Pour les degrés chromatiques
    • 8. 装飾音のために Pour les agréments
    • 9. 反復音のために Pour les notes répétées
    • 10. 対比的な響きのために Pour les sonorités opposées
    • 11. アルペジオのために Pour les arpèges
    • 12. 和音のために Pour les accords

プロフィール

児玉桃
ピアノ

バッハからメシアンを含む現代作品まで、幅広いレパートリと豊かな表現力で国際的に活躍する。 幼少よりヨーロッパで育ち、パリ国立音楽院に学ぶ。1991年、ミュンヘン国際コンクールに最年少で最高位入賞。
その後、ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル、小澤征爾指揮ボストン響、バイエルン放送響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響、ハレ管など、世界のトップ・オーケストラと共演。シャルル・デュトワ指揮N響とのアジア・ツアー、ウィーン八重奏団との日本ツアーなど、キャリアを築く。
2004年5月、名古屋フィルとのヨーロッパ・ツアーでメシアン「トゥランガリーラ交響曲」を演奏。イタリアではペルトの新作協奏曲をイタリア国営放送(RAI)響と共演。11月にはロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送響とのドイツ・日本ツアーでも成功を収めた。
2005年、南仏ラ・ロック・ダンテロン音楽祭に参加。「ショパンの芸術の真髄とも言える熱狂的な演奏・・・」(ル・モンド紙)と絶賛された。
2006年4月、北ドイツ放送響の定期演奏会で細川俊夫「月夜の蓮」(世界初演)とモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏。12月には小澤征爾指揮水戸室内管の定期演奏会でも同企画で演奏。いずれも高く評価された。
2008年6月、再び細川俊夫「月夜の蓮」をもって水戸室内管のヨーロッパ・ツアーに参加。8月にはルツェルン音楽祭で細川俊夫の新作「時の花」(児玉桃のために作曲された)を世界初演。さらに、メシアン生誕100年を記念して「児玉桃メシアン・プロジェクト2008」を敢行。「幼児イエズスに注ぐ20のまなざし」「鳥のカタログ」「世の終わりのための四重奏曲」など、5回にわたるシリーズ公演を行い、画期的な音楽成果を達成。2009年、芸術選奨文部科学大臣新人賞および中島健蔵音楽賞を受賞。また、2011年9月開催のリサイタル「児玉桃ピアノ・ファンタジー vol.1」が佐治敬三賞を受賞した(2012年)。
CDは「ドビュッシー:impressions」「ショパン:ピアノ作品集」「メシアン:幼児イエズスに注ぐ20のまなざし」「メシアン:鳥のカタログ」(以上、トリトーン)のほか、2013年10月、「鐘の谷~ラヴェル、武満、メシアン:ピアノ作品集」(ECM)がリリースされた。 パリ在住。