2024.10.08 Tue
関市
児玉麻里

ピアノ・リサイタル

プログラム

ベートーヴェン(1770-1827) Ludwig van Beethoven

  • ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 作品7
    Sonate pour piano et violon en ré mineur, op.75
    • 第1楽章 アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ
      Allegro molto e con brio
    • 第2楽章 ラルゴ、コン・グラン・エスプレッシオーネ
      Largo, con gran espressione
    • 第3楽章 アレグロ Allegro
    • 第4楽章 ロンド:ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーソ
      Rondo : Poco allegretto e grazioso
  • ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 作品101
    Klaviersonate Nr.28 A-dur op.101
    • 第1楽章 幾分速く、そして非常に深い感情をもって
      (アレグレット・マ・ノン・トロッポ)
      Etwas lebhaft und mit der innigsten Empfindung
      (Allegretto ma non troppo)
    • 第2楽章 生き生きと、行進曲風に
      (ヴィヴァーチェ・アラ・マルチャ)
      Lebhaft. Marschmäβig (Vivace alla Marcia)
    • 第3楽章 ゆっくりと、そして憧れに満ちて
      (アダージョ・マ・ノン・トロッポ、コン・アラ・アフェット)
      Langsam und sehnsuchtsvoll
      (Adagio ma non troppo, con affetto – presto)
    • 速く、しかし速すぎないように、そして断固として(アレグロ)
      Geschwinde, doch nicht zu sehr und mit Entschlossenheit (Allegro)
  • ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 作品106 「ハンマークラヴィーア」
    Klaviersonate Nr.29 B-dur op.106 “Hammerklavier”
    • 第1楽章 アレグロ Allegro
    • 第2楽章 スケルツォ:アッサイ・ヴィヴァーチェ – プレスト
      Scherzo : Assai vivace – Presto
    • 第3楽章 アダージョ・ソステヌート Adagio sostenuto
    • 第4楽章 ラルゴ – アレグロ・リゾルート Largo – Allegro risoluto

プロフィール

児玉麻里
ピアノ

大阪生まれ。6歳で渡欧。14歳の時、最年少、最優秀でパリ国立高等音楽院に入学。ピアノをジェルメーヌ・ムニエ、タチアナ・ニコラエワ、アルフレッド・ブレンデルに、室内楽をジュヌヴィエーヌ・ジョア・デュティユに学ぶ。17歳でプルミエ・プリを獲得して卒業。同年、同音楽院のマスター・コースに進み、19歳で終了。この間、数多くのコンクール等で、優勝、上位入賞を果たす。
同音楽院を終了後すぐにロンドン・フィルとバービカン・センターで共演、ロンドン・デビューを果たす。更に同年、クィーン・エリザベス・ホールでロンドンでのリサイタル・デビュー。「ピアノの詩。これほど若くて感受性に富んだピアニストには会えない…」と賞賛された。1995年にはカーネギー・ホールでニューヨーク・デビュー。また、1999年からロサンジェルスにて、2003年からは東京の浜離宮朝日ホールにて「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏会」に取り組み、高い評価を得た。現在、ヨーロッパ、アメリカ、日本、アジアで演奏活動を展開する数少ない国際的なピアニストとして名声を確立。
これまでに共演したオーケストラは、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、フィルハーモニア管、イタリア国立放響、ハンブルク北ドイツ放響、オランダ放送管、リヨン国立歌劇場管、ロサンジェルス・フィル、バークレイ響など。アジアでは、N響、都響、読売日響、日本フィル、大阪フィル、名古屋フィル、シンガポール響など。
共演した指揮者は、ケント・ナガノ、シャルル・デュトワ、フランス・ブリュッヘン、ベルンハルト・クレー、レイモンド・レッパードなど、錚々たる顔ぶれが並ぶ。
また、出演した音楽祭には、ザルツブルク、エヴィアン、エクサン・プロヴァンス、ヴェルビエ、ラヴィニア、アスペン、サイトウ・キネンなどがある。
CD録音も活発で、「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」および「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」のレコーディングを進行中の他、プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番・第2番、ショパン:ピアノ協奏曲第2番などをリリースしている。