2026.10.26 Mon
関市
篠田桃紅

ゆかりのおひと 書のかたち、篠田桃紅と會津八一

インフォメーション

開催期間
2026年10月2日(金)~12月19日(土)
休館日
第2・4土曜日、日祝日
入館料
一般1000円、団体(20名以上)800円、高校生以下無料
*障がいのある方とその付添者1名は無料
イベント
〇角田勝久氏によるギャラリートーク
新潟市會津八一記念館館長の角田勝久氏によるギャラリートークを開催します。
日時:10月17日(土)13:30~14:30
場所:岐阜現代美術館桃紅館
講師:角田勝久氏(新潟市會津八一記念館館長)
新潟大学教授、全国大学書道学会理事、文学博士。令和8年5月より新潟市會津八一記念館館長に就任。専門は、書道制作および書道史。主著論文に『孤高の書人 會津八一』ほか多数。會津八一書研究の第一人者として活躍。
申込方法:美術館ホームページのお問合せフォームからお申込みください。
*イベント申込フォーム 
https://www.gi-co-ma.or.jp/contact/
申込締切:10月10日(土)
*イベント詳細については、後日メールにてお知らせします。

〇学芸員によるギャラリートーク
担当学芸員が会場を巡りながら展覧会を解説します。
日時:2026年11月7日(土)13:30~(1時間程度)
参加費:無料(入館券が必要です)
申込:不要(桃紅館受付にお集まりください)

概要

本展は、戦後日本における書表現の変容を考察する視点から、書家・美術家である篠田桃紅と、歌人・書家である會津八一の作品および交流に焦点をあてるものです。
會津は、奈良を主題とする短歌によって近代日本文学史に重要な足跡を残したのみならず、独自の書風を確立した書家としても高く評価されています。その書は、中国古典や古筆への深い理解に基づきながらも、既成の書壇的流派性を超えた、簡潔かつ端正な書風を特徴としています。一方、桃紅は、戦後日本において墨による抽象表現を切り拓いた先駆的存在です。文字性から離れた抽象表現へ向かいながらも、その作品には一貫して筆線への鋭敏な感覚と、余白の構成による空間意識が見出されます。桃紅の表現は、近代書の枠組みを拡張し、美術としての書、あるいは書的なるものの可能性を問い続けた営為として位置づけることができます。
桃紅はその生涯のなかで、画家や書家、文筆家など多くの文化人と交流があり、エッセイのなかで、桃紅は若い頃に會津の書に接し、強い衝撃を受けたと記しています。會津は桃紅の作品を注意深く見守り、桃紅もまた會津の書業と美意識に深い敬意を寄せていました。本展では、両者の代表作に加え、交流を示す資料を通じて、それぞれの書における造形性の探究を紹介します。