蒼穹

プログラム
- 「春」(作曲:喜多直毅)
- 新作(篠田桃紅の作品に発想を得て)(作曲:喜多直毅)
- ヴァイオリン・ソロによる即興演奏(作曲:喜多直毅)
- 組曲「蒼穹」(作曲:喜多直毅)
*都合により曲目・曲順が変更になる場合があります。予めご了承をお願いいたします。
プロフィール
喜多直毅
ヴァイオリン
国立音楽大学でヴァイオリンを専攻した後、渡英。3年間、作編曲とジャズ理論を学ぶ。その後、ブエノスアイレスにてアストル・ピアソラ五重奏団のヴァイオリニストFernando Suarez Pazにタンゴ奏法を師事する。
2004年、鬼怒無月(gt)の主する“Salle Gaveau”に参加。タンゴに前衛ロックの要素を取り入れたこのグループは、日本のみならず欧州においても好評を博した。
同時にアラブ音楽にも取り組み、常味裕司(oud)のグループに参加。非西洋音楽におけるヴァイオリンの表現方法を研究した。以後、フリージャズ、即興演奏への関心は更に高まり、翠川敬基(vc)、千野秀一(pf)、齋藤徹(cb)、黒田京子(pf)等、日本を代表する即興演奏家達との共演を重ねる。近年ではヨーロッパの演奏家、舞踏家との共演も多い。2011年、フランスの即興演奏Frédéric Blondy (pf)とパリでデュオを録音。一方、同2011年には喜多直毅Quartetteを結成。自身の出発点であるアルゼンチン・タンゴを土台に、オリジナル楽曲とメンバーによる即興演奏で構成された演奏会を行っている。
http://www.naoki-kita.com/
北村聡
バンドネオン
関西大学在学中にバンドネオンに出会い、小松亮太に師事。アルゼンチンでフリオ・パネの指導を受ける。2010年、オルケスタ・アウロラでブエノスアイレス、モンテヴィデオのフェスティヴァルに出演、成功を収める。2011年、アストル・ピアソラ五重奏団のピアニスト、パブロ・シーグレルのチームに選抜される。2012年、ピアソラ没後20周年記念公演「ブエノスアイレスの四季」で演奏。
これまでに、荘村清志、須川展也、鈴木大介、大萩康司、川井郁子、夏木マリ、中島ノブユキ、カルロス・アギーレ、ビクトル・ラバジェン、いずみシンフォニエッタ大阪、仙台フィル等と共演。NHK「龍馬伝」、「カーネーション」、「八重の桜」等多数のレコーディングに参加、美しい音色と繊細な表現に定評がある。現在オルケスタ・アウロラ、クアトロシエントス、パブロ・シーグレル&TJTE、西塔祐三&オルケスタティピカ・パンパ等で活動中。
三枝伸太郎
ピアノ
ピアニストとしては、ジャズ、ポップス、タンゴ、ブラジル音楽など幅広く活動。2008年、BBC制作の村上春街ドキュメンタリー番組で、Rick Overtonのユニットでの演奏が紹介される。2008年よりバンドネオン奏者小松亮太のコ
ンサート・ツアー、レコーディングに参加。その他、喜多直毅Quartette, melodique、tango-jackなどで活動。
作曲家としては、CMのほか、映画音楽の仕事として「あぁ…閣議」(郷力大也監)、「センチメンタルヤスコ」(堀江慶監督)、「Frog」(長久充監督)、「茜さす部屋」(星崎久美子監督)、「ブーケガルニ」(波多野純平監督)など、演劇・ミュージカルでは「人生はショータイム」、「パパ・タラフマラの白雪姫」、「Diary-What your wish・・・?-」などの音楽を手がけている。
田辺和弘
コントラバス
東京藝術大学卒業。コントラバスを渡辺彰考、永島義男、ツォルト・ティバイに師事。クラシックでの活動の他、様々なジャンルのアーティストのコンサート、レコーディングに参加。なかでもタンゴではオスバルド・ベリンジェリ、ビクトル・ラバジェン、ホセ・コランジェロ、ウーゴ・パガーノなど、アルゼンチンのタンゴ・アーティストとも多く共演。最近では齋藤徹とのベース・アンサンブルに参加、以来、即興演奏を交えた音楽にも興味をもち、喜多直毅Quartetteにも参加。歌手のkaZZmaとはタンゴやフォルクローレのデュオやトリオで活動。クラリネット奏者の好田尚史とはジャンルを超えた新たな音楽を模索している。