2025.05.09 Fri
関市
水谷晃 山本裕康 諸田由里子

桃紅館完成記念コンサート 

プログラム

クライスラー(1875-1962)Fritz Kreisler

  • ウィーン風小行進曲 Marche miniature Viennoise

クライスラー(1875-1962)Fritz Kreisler

  • 美しきロスマリンSchön Rosmarin

サン=サーンス(1835-1921)Camille Saint-Saëns

  • 白鳥(《動物の謝肉祭》から)Le Cygne (《Le Carnaval des animaux》)

ブラームス(1833-1897) Johannes Brahms

  • ピアノ三重奏曲第1番口長調 作品8(改訂版)
    Trio für Klavier, Violine und Violoncello Nr.1 H-dur op.8
    • 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオAllegro con brio
    • 第2楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト Scherzo:Allegro molto
    • 第3楽章 アダージョAdagio
    • 第4楽章 フィナーレ:アレグロFinale:Allegro

作詞 高野辰之(1876-1947)Tatsuyuki Takano


       

作曲 岡野貞一(1878-1941)Teiichi Okano

  • 故郷(ふるさと) Furusato

プロフィール

水谷晃
ヴァイオリン

大分市生まれ。桐朋学園大学を首席で卒業。ヴァイオリンを小林健次氏、室内楽を原田幸一郎・毛利伯郎の各氏と東京クヮルテットに師事。在学中、Verus String Quartetを結成し松尾学術振興財団より助成を受け、イェール大学夏期アカデミー・ノーフォーク室内楽フェスティヴァルに参加。その後、第57回ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門で第3位入賞。
2010年4月より国内最年少のコンサートマスターとして群馬交響楽団のコンサートマスターに就任。2013年4月から2023年3月まで東京交響楽団コンサートマスター。2018年6月よりオーケストラ・アンサンブル金沢の客員コンサートマスター。同年10月にはJR九州クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」のテーマ曲を演奏し、大きな注目を集めた。
自身の音楽活動の柱としてアウトリーチ活動にも積極的に取り組み、2021年
2月より故郷・大分にて音楽を通して地域や社会にスポットライトを当てるプロジェクトが始動。2023年7月より日本における室内楽音楽祭の草分け的存在である「ゆふいん音楽祭」のリーダーに就任。桐朋学園大学非常勤講師。

山本裕康
チェロ

桐朋学園大学にてチェロを井上頼豊、秋津智承の各氏に師事。室内楽を山崎
伸子、ピュイグ・ロジェ、リッカルド・ブレンゴラーの各氏に師事。卒業後、同大学研究科、室内楽研究科修了。第56回日本音楽コンクール第1位入賞、第1回
淡路島国際室内楽コンクール第2位入賞、第1回日本室内楽コンクール第1位入賞。イタリア、キジアーナ音楽院にて室内楽のディプロマを取得。サイトウ・キネン・オーケストラ、宮崎国際音楽祭に毎年参加。トリトン晴れた海のオーケストラ、チェンバー・ソロイスツ・佐世保のメンバー。2008年、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲CDの発表や宮川彬良氏と教育プログラムの2人のユニット等、活動は多岐にわたる。
東京都交響楽団首席奏者、広島交響楽団客演ソロ・チェロ奏者、神奈川フィル首席チェロ奏者を歴任。現在、東京音楽大学教授、京都市交響楽団特別首席奏者、スズキ・メソード特別講師、東京藝術大学非常勤講師。日本チェロ協会理事、みやざきチェロ協会名誉会員。

諸田由里子
ピアノ

透明な音色、研ぎすまされたバランス感覚が魅力の感性のピアニスト。桐朋学園在学中に第1回日本室内楽コンクール優勝。淡路島国際室内楽コンクール第2位受賞。第83回日本音楽コンクール特別賞受賞。イタリアのキジアーナ音楽院にて全額スカラシップを得てリッカルド・ブレンゴラー氏に師事し、ディプロマを取得。その後ウィーンにてミヒャエル・クリスト氏のもとで研鑽を積む。
アンサンブル・ピアニストとして卓越した感覚を持ち、共演者からの信頼も厚い。国際オーボエコンクール、ながのアスペン音楽祭、いしかわミュージックアカデミー、茨城国際音楽アカデミーinかさま、霧島国際音楽祭などの公式ピアニストを務めている。また定期的に開催しているソロ・リサイタルは、その透明で美しい音色と確かな解釈で毎回質の高い演奏が評判となっている。
CDは「諸田由里子ピアノ・リサイタル」「ドビュッシー:版画 諸田由里子ピアノ・リサイタルII」をリリースしている。東京音楽大学非常勤講師。