2024.05.09 Thu
関市
篠田桃紅

篠田桃紅─足跡 「アヴァンギャルド」

インフォメーション

展示作品数
22点
開催期間
2021年4月21日(水)~7月8日(木)
休館日
第2・第4土曜日、日曜日、祝日、
4月29日~5月5日、6月18日~21日
入館料
無料

概要

桃の花が咲き誇る今年3月に、篠田桃紅は春風のように颯爽と旅立ちました。
桃紅は、戦前から書家として作品を発表し、新進気鋭の女流書家として注目されましたが、戦後、書から画へと表現の場を移し、日本を代表する墨象作家として活躍を続けました。その制作は、なにものにも囚われず、自身の美を墨のかたちによって提示するものでした。

シリーズ「篠田桃紅─足跡」は、桃紅の一世紀におよぶ画業を辿り、見直すものです。第一回目は、日本の書道界が大きく動き始めた1950年前後から、桃紅が単身渡米する1956年までの作品を展示し、戦後の新しい時代に生まれた前衛書の流れのなかで、桃紅がどのように葛藤し、新しい抽象表現へと自由な創造を求めていったのか、その歩みをご紹介します。