2024.05.10 Fri
関市
児玉桃

ピアノ・リサイタル

プログラム

メシアン(1908-1992) Olivier Messiaen

  • 「ニワムシクイ(庭のほおじろ)」(1970)
    La Fauvette des jardins (1970)

ドビュッシー(1862-1918) Claude Achille Debussy

  • 「前奏曲集 第1巻」より Préludes : 1er Livre
    • Ⅰ 「デルフォイの舞姫」:ゆっくりと荘重に
      "Danseuses de Delphes" : Lent et grave
    • Ⅱ 「帆」:中庸の速さで "Voiles" : Modéré
    • Ⅷ 「亜麻色の髪の乙女」:極めて静かで優しく表情豊かに
      "La fille aux cheveux de lin" : Très calme et doucement expressif
    • Ⅻ 「ミンストレル(吟遊詩人):中庸の速さで
      "Minstrels" : Modéré

ショパン(1810-1849) Frédéric Chopin

  • 4つのマズルカ 作品24 Quatre mazurkas op.24
  • 夜想曲(第8番) 変ニ長調 作品27-2 Nocturne Des-dur op.27-2
  • 即興曲第2番 嬰へ長調 作品36 Impromptu Fis-dur op.36
  • 「幻想即興曲」(即興曲第4番) 嬰ハ短調 作品66
    Fantasie-impromptu cis-moll op.66

ドビュッシー(1862-1918) Claude Achille Debussy

  • 「喜びの島」 L'isle joyeuse

プロフィール

児玉桃
ピアノ

バッハからメシアンを含む現代作品まで、幅広いレパートリと豊かな表現力で国際的に活躍する。
幼少よりヨーロッパで育ち、パリ国立音楽院に学ぶ。1991年、ミュンヘン国際コンクールに最年少で最高位入賞。
その後、ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル、小澤征爾指揮ボストン響、バイエルン放送響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響、ハレ管など、世界のトップ・オーケストラと共演。シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団とのアジア・ツアー、ウィーン八重奏団との日本ツアーなど、キャリアを築く。
2004年5月、名古屋フィルとのヨーロッパ・ツアーでメシアン「トゥランガリーラ交響曲」を演奏。イタリアではペルトの新作協奏曲をイタリア国営放送(RAI)響と共演。11月にはロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送響とのドイツ・日本ツアーでも成功を収めた。
2005年、南仏ラ・ロック・ダンテロン音楽祭に参加。「ショパンの芸術の真髄とも言える熱狂的な演奏・・・」(ル・モンド紙)と絶賛された。
2006年4月、北ドイツ放送響の定期演奏会で細川俊夫「月夜の蓮」(世界初演)とモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏。12月には小澤征爾指揮水戸室内管の定期演奏会でも同企画で演奏。いずれも高く評価された。
2008年6月、再び細川俊夫「月夜の蓮」をもって水戸室内管のヨーロッパ・ツアーに参加。8月にはルツェルン音楽祭で細川俊夫の新作「時の花」(児玉桃のために作曲された)を世界初演。さらに、メシアン生誕100年を記念して「児玉桃メシアン・プロジェクト2008」を敢行。「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」「鳥のカタログ」「世の終わりのための四重奏曲」など、5回にわたるシリーズ公演を行い、画期的な音楽成果を達成。2009年、芸術選奨文部科学大臣新人賞および中島健蔵音楽賞を受賞。また、2011年9月開催のリサイタル「児玉桃ピアノ・ファンタジー vol.1」が佐治敬三賞を受賞した(2012年)。
「ドビュッシー:impressions」「ショパン:ピアノ作品集」「メシアン:幼子イエスに注ぐ20の眼差し」「メシアン:鳥のカタログ」などのCDがリリースされている(オクタヴィア・レコード)。
パリ在住。