2024.05.11 Sat
関市
高橋アキ

ピアノ・リサイタル

プログラム

サティ(1866-1925) Erik Alfred Leslie Satie

  • ジムノペディ第1番(1888) Gymnopédies No.1 (1888)

サティ(1866-1925) Erik Alfred Leslie Satie

  • 《メドゥーサの罠》ピアノのための7つの小品(1913)
    “Le Piège de Méduse” Sept Pièces pour le Piano (1913)
    • 第1曲 カドリール Quadrille
    • 第2曲 ワルツ Valse
    • 第3曲 速くなく Pas vite
    • 第4曲 マズルカ Mazurka
    • 第5曲 すこし活気に充ちて Un peu vif
    • 第6曲 ポルカ Polka
    • 第7曲 カドリール Quadrille

シューベルト(1797-1828) Franz Schubert

  • ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D.958(遺作)
    Klaviersonate Nr.19 c-moll D.958(op. post.)
    • 第1楽章 アレグロ Allegro
    • 第2楽章 アダージョ Adagio
    • 第3楽章 メヌエット:アレグロ Menuett : Allegro
    • 第4楽章 アレグロ Allegro

“ハイパー・ビートルズ”
AKI TAKAHASHI /
HYPER MUSIC from LENON & McCARTNEY

    • ノルウェーの森
      (ポーリン・オリヴェロス編曲)
      Norwegian Wood (Pauline Oliveros : 1932- )
    • ゴールデン・スランバー
      (武満徹編曲)
      Golden Slumbers (Toru Takemitsu : 1930-1996)
    • 猿の指、ヴェルヴェットの手
      (カム・トゥゲザー & ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン)
      (カイヤ・サーリアホ編曲)
      Monkey Fingers, Velvet Hand
      (Come Together & Happiness Is a Warm Gun)
      (Kaija Anneli Saariaho : 1952- )
    • エデュイエ・ブギ(ヘイ・ジュード)
      (池辺晋一郎編曲)
      Edujyeh-Boogie for Piano (Hey Jude)(Shin-Ichiro Ikebe : 1943- )
    • イエスタデイ
      (三宅榛名編曲)
      Yesterday (Haruna Miyake : 1942- )
    • ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン
      (ケヴィン・ヴォランス編曲)
      Happiness Is a Warm Gun (Kevin Volans : 1949- )
    • ヤァ、 ヤァ、 ヤァ(シー・ラヴズ・ユー)
      (ロイス・V・ヴィアーク編曲)
      Yeah, Yeah, Yeah (She Loves You)(Lois V. Vierk : 1951- )

プロフィール

高橋アキ
ピアノ

鎌倉生まれ。5歳より母・高橋英子にピアノを習う。東京藝術大学附属高校、同大学を経て同大学院終了。大学院では、ゲオルク・ヴァシャヘーリに師事した。1970年、東京で初リサイタル。1972年、初めてヨーロッパに渡り、ベルリン芸術週間、パリ秋の芸術祭などでリサイタルを開き好評を博す。1973年には内外の現代作品20曲を収録した「高橋アキの世界」(東芝EMI・3枚組レコード)により、昭和48年度芸術祭優秀賞を受賞。1975年より「エリック・サティ連続演奏会」(全12回)を企画構成の秋山邦晴とともに開催。「サティ再発見」の大きな契機となった。その後「エリック・サティ ピアノ全集」(全音楽譜出版社)全13巻を校訂、また「エリック・サティ ピアノ音楽全集」(東芝EMI・CD全8枚)をリリース。1980年、モートン・フェルドマンの招きにより初渡米。以来、アメリカにも数多く招かれ演奏活動を行うとともに、1984年にはカリフォルニア芸術大学で客員教授を務めた。
1983年、第1回中島健蔵賞、1986年、第1回京都音楽賞・実践部門賞を受賞。さらに2002年から東京の浜離宮朝日ホールで開始された‹ピアノ・ドラマティック›シリーズの成果により、2003年、第21回中島健蔵賞を受賞した。
レコーディングにも意欲的に取り組んでいる。現代音楽を代表する世界の作曲家たちにビートルズ・ナンバーを主題とする作品を委嘱した「ハイパー・ビートルズ」シリーズ(東芝EMI)を自ら企画制作・演奏し、CD4枚を完成。その1枚はニューヨーク・タイムズ紙で1990年ベストCDに選ばれた。
2006年春にはベルリンの音楽祭“MaerzMusik”にピアニスト・イン・レジデンスとして招かれた。同年、ニューヨークでのフェルドマン作品によるリサイタルがニューヨーク・タイムズ紙で2006年度のベスト・コンサートの一つに選ばれた。2008年、ケネディ・センターの日本フェスティヴァルでリサイタルほか、世界各地で公演。
CD「シューベルト:ピアノ・ソナタ集」と「モートン・フェルドマン:トリオ」の演奏により平成19年度(第58回)芸術選奨文部科学大臣賞を、またCD「危険な夜-高橋アキ プレイズ ジョン・ケージ」により平成20年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞。平成23年秋の紫綬褒章受章。2014年、第23回朝日現代音楽賞を受賞。
著書に「パルランド 私のピアノ人生」(春秋社、2013年刊)がある。
http://www.aki-takahashi.net/