2024.05.20 Mon
関市
ピアノ・リサイタル

児玉桃 ピアノ・リサイタル

プログラム

シューマン(1810-1856)Robert Schumann

  • 「子供の情景」 作品15 “Kinderszenen” op.15
  • 1.「見知らぬ国と人々について」 “Von fremden Ländern und Menschen”
  • 2.「不思議なお話」 “Kuriose Geschichte”
  • 3.「鬼ごっこ」 “Hasche-Mann”
  • 4.「おねだり」 “Bittendes Kind”
  • 5.「満足」 “Glückes genug”
  • 6.「重大な出来事」 “Wichtige Begebenheit”
  • 7.「トロイメライ(夢)」 “Träumerei”
  • 8.「炉端で」 “Am Kamin”
  • 9.「木馬の騎士」 “Ritter vom Steckenpferd”
  • 10.「むきになって」 “Fast zu Ernst”
  • 11.「こわがらせ」 “Fürchtenmachen”
  • 12.「眠っている子供」 “Kind im Einschlummern”
  • 13.「詩人は語る」 “Der Dichter spricht”

権代敦彦(1965-)Atsuhiko Gondai

  • 「カイロス ピアノのための 作品128 -その時-」 KAIROS

ショパン(1810-1849)Frédéric Chopin

  • ワルツ第10番 ロ短調 作品69-2(遺作) Valse h-moll op.posth.69-2
  • 華麗なる円舞曲(ワルツ第3番) イ短調 作品34-2 Valse brillante a-moll op.34-2
  • 華麗なる円舞曲(ワルツ第4番) ヘ長調 作品34-3 Valse brillante F-dur op.34-3
  • スケルツォ 第2番 変ロ長調 作品31 Scherzo b-moll op.31

ドビュッシー(1862-1918)Claude Achille Debussy

  • 「前奏曲集」より Préludes pour piano
  • 第1巻 第4曲 「音と香りは夕暮れの大気に漂う」 
    “Les sons et les parfums tournent dans l’air du soir”
  • 第2巻 第2曲 「枯葉」 “Feuilles mortes”
  • 第2巻 第8曲 「オンディーヌ(水の精)」 “Ondine”

ラヴェル(1875-1937)Maurice Ravel

  • 「鏡」より “Miroirs”
  • 第3曲 「海原の小舟」 “Une barque sur l’ocean”
  • 第4曲 「道化師の朝の歌」 “Alborada del gracioso”

メシアン(1908-1992) Olivier Messiaen

  • 「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」(1944)より
    “Vingt Regards sur l’Enfant-Jésus”(1944)
  • 第15番 「幼子イエスの接吻」 “Le Baiser de l’Enfant-Jésus”
  • 第10番 「喜びの精霊の眼差し」 “Regard de L'esprit de Joie”

プロフィール

児玉桃
ピアノ

バッハからメシアンを含む現代作品まで、幅広いレパートリと豊かな表現力で国際的に活躍する。
幼少よりヨーロッパで育ち、パリ国立音楽院に学ぶ。1991年、ミュンヘン国際コンクールに最年少で最高位入賞。
その後、ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル、小澤征爾指揮ボストン響、バイエルン放送響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響、ハレ管など、世界のトップ・オーケストラと共演。
シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団とのアジア・ツアー、ウィーン八重奏団との日本ツアーなど、キャリアを築く。
2004年5月、名古屋フィルとのヨーロッパ・ツアーでメシアン「トゥランガリーラ交響曲」を演奏。イタリアではペルトの新作協奏曲をイタリア国営放送(RAI)響と共演。11月にはロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送響とのドイツ・日本ツアーでも成功を収めた。
2005年、南仏ラ・ロック・ダンテロン音楽祭に参加。「ショパンの芸術の真髄とも言える熱狂的な演奏・・・」(ル・モンド紙)と絶賛された。
2006年4月、北ドイツ放送響の定期演奏会で細川俊夫「月夜の蓮」(世界初演)とモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏。
12月には小澤征爾指揮水戸室内管の定期演奏会でも同企画で演奏。いずれも高く評価された。
2008年6月、再び細川俊夫「月夜の蓮」をもって水戸室内管のヨーロッパ・ツアーに参加。8月にはルツェルン音楽祭で細川俊夫の新作「時の花」(児玉桃のために作曲された)を世界初演。さらに、メシアン生誕100年を記念して「児玉桃メシアン・プロジェクト2008」を敢行。「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」「鳥のカタログ」「世の終わりのための四重奏曲」など、5回にわたるシリーズ公演を行い、画期的な音楽成果を達成。2009年、芸術選奨文部科学大臣新人賞および中島健蔵音楽賞を受賞した。
「ドビュッシー:impressions」「ショパン:ピアノ作品集」「メシアン:幼子イエスに注ぐ20の眼差し」「メシアン:鳥のカタログ」などのCDがリリースされている(オクタヴィア・レコード)。
パリ在住。