
2020年10月10日
J.S.バッハからメシアンを含む現代作品まで、幅広いレパートリと豊かな表現力で活躍を続ける国際派。幼少よりヨーロッパで育ち、パリ国立高等音楽院に学ぶ。1991年ミュンヘン国際コンクールに最年少で最高位に輝く。ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル、小澤征爾指揮ボストン響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響、NDRエルプフィル、シャルル・デュトワ指揮N響(アジアツアー)などと共演。さらに、ウィーン・ムジークフェラインへのデビュー(準・メルクル指揮ウィーン・トーンキュンストラー管)、ロジャー・ノリントン指揮フランス放送フィルとの共演、ベルリン・コンツェルトハウスでの「メシアン:世の終わりのための四重奏曲」など、活躍の場を拡げている。
CDも多数リリース。「鐘の谷~ラヴェル、武満、メシアン:ピアノ作品集」(ECM)は、ニューヨーク・タイムズ等で絶賛を博した。続いて2017年には「点と線・ドビュッシー&細川俊夫:練習曲集」(ECM)をリリース。2009年中島健蔵音楽賞および芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。パリ在住。