
2018年6月9日
1970年イスラエル生まれ。13歳でメータ指揮=イスラエル・フィルのソリストとしてデビュー。1988年にレヴァイン指揮=シカゴ響をバックにDGで録音を行い、センセーショナルなデビューを飾った。これまでにバレンボイム、スラトキン、ボストン響、イギリス室内管、ニューヨーク・フィル、ベルリン・フィル、モントリオール響などと共演。シューベルトの弦楽五重奏曲をスターン、ミンツ、ズッカーマン、ロストロポーヴィチと共に演奏し、カーネギー・ホールに初登場した。個性的なリサイタルでも知られており、2000年に行った“リスニング・ルーム”と題したツアーでは、アメリカ、カナダ、イギリスのクラブでバッハの無伴奏チェロ組曲を演奏し、称賛を浴びた。
録音歴は30年に及ぶが、“Meeting of the Spirits”(2011年グラミー賞ベスト・クラシック・クロスオーバー部門にノミネート)、J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)、ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集、“バッハへの序曲”、フィリップ・グラス:無伴奏チェロのためのパルティータなど多数をリリース。
ニューヨークのカレッジエイト・スクールで学んだ後、ジュリアード音楽院でレナード・ローズに師事、その後もロナルド・レオナルド、ヨーヨー・マに教えを受けた。1996年、ハーバード大学学士号取得。使用楽器は1710年製マテオ・ゴフリラー。