
2018年2月24日
J.S.バッハからメシアンを含む現代作品まで、幅広いレパートリと豊かな表現力で活躍を続ける国際派。幼少の頃よりヨーロッパで育ち、パリ国立音楽院に学ぶ。1991年、ミュンヘン国際コンクールに最年少で最高位に輝く。その後、ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル、小澤征爾指揮ボストン響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響、NDRエルプフィルとの共演、シャルル・デュトワ指揮N響とのアジアツアーのソリストを務めるなど、着実に世界的なキャリアを築く。最近の活動としては、ウィーン・ムジークフェラインへのデビュー(準・メルクル指揮ウィーン・トーンキュンストラー管)、ロジャー・ノリントン指揮フランス放送フィル、フォスター指揮パリ室内管との共演をはじめ、室内楽では、ベルリン・コンツェルトハウスでヨルグ・ヴィトマン、カロリン・ヴィトマン、アルバン・ゲルハルトと「メシアン:世の終わりのための四重奏曲」を演奏するなど、ヨーロッパでの活躍の幅を広げている。CDも多数リリース。「鐘の谷~ラヴェル、武満、メシアン:ピアノ作品集」(ECM)は、ニューヨーク・タイムズ等で大絶賛を博した。2017年にはECM第2弾、「点と線・ドビュッシー&細川俊夫:練習曲集」をリリース、注目を集めている。2009年中島健蔵音楽賞および芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。パリ在住。