
2017年6月4日
洗練された美しい音色と深い音楽性によって、いま最も活躍しているヴァイオリニストの一人。1968年東京生まれ。桐朋学園ディプロマコース修了後、90年、22歳の若さで東京都交響楽団のソロ・コンサートマスターに就任。サイトウ・キネン・オーケストラで小澤征爾指揮のもと、オペラ・交響曲のコンサートマスターを務める。京都アルティ弦楽四重奏団のメンバー。97年、NHK「あぐり」のテーマ演奏で大きな反響を呼ぶ。ソリストとして、小澤征爾、若杉弘、フルネ、クレー、デプリースト、インバル、ベルティーニ等の著名指揮者と共演。2009年、「音楽の友」4月号では、読者の選んだ“私の好きな国内オーケストラのコンサートマスター”で1位に選ばれ、2016年、「文藝春秋」2月号で「日本を元気にする逸材125人」の一人に選ばれている。95年第5回出光音楽賞、平成8年度村松賞、96年第1回ホテルオークラ音楽賞受賞。上野学園大学音楽・文化学部教授。ソニークラシカル、オクタヴィア・レコードよりCDが発売されている。
愛知県出身。桐朋学園大学在学中、第56回日本音楽コンクール第1位入賞。その他、第1回淡路島国際室内楽コンクール第2位、第1回日本室内楽コンクール優勝など数々の受賞歴を持つ。同大学を首席で卒業後、桐朋学園研究科、室内楽研究科及びイタリア(キジアーナ音楽院)にて研鑽を積む。東京都交響楽団首席奏者、広島交響楽団の客演ソロ・チェロ奏者を経て、1997年、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者に就任、現在に至る。また、東京藝術大学、洗足学園音楽大学で後進の指導にあたっている。神奈川フィル以外での演奏活動も目覚ましく、宮崎国際音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバルへの参加、オーケストラMAP’S主要メンバーとして欠く事のできないチェリストとして活躍している。 2011年には下野竜也指揮神奈川フィル定期演奏会でF.グルダ作曲「チェロとブラス・オーケストラのための協奏曲」を演奏し好評を博す。2012年、自身3枚目となるソロ・アルバムを発表。
透明な音色、研ぎすまされたバランス感覚が魅力のピアニスト。桐朋学園大学を卒業。同大学伴奏研究員及び室内楽研究科を修了。在学中に第1回日本室内楽コンクール優勝。第1回淡路島国際室内楽コンクール第2位。イタリアのキジアーナ音楽院にて全額スカラシップを得てリッカルド・ブレンゴラーに師事、ディプロマを取得。1992年よりウィーンに留学、ミヒャエル・クリストのもとで研鑽を積む。諏訪内晶子・石田泰尚・山本裕康・堤剛など多くの演奏家とリサイタル及び室内楽で共演。また、国内外のコンクールや音楽祭の公式ピアニストを務め、卓越したバランス感覚をもつアンサンブルピアニストとして共演者からの信頼が厚い。最近はソロ・リサイタルを精力的に行い、透明な美しい音と確かな解釈が高く評価されている。
「諸田由里子ピアノ・リサイタル」「ドビュッシー:版画 諸田由里子ピアノ・リサイタルⅡ」をCDリリース。