
2013年5月18日
レオシュ・チェピツキー(第1ヴァイオリン)
イルジー・ジグムンド(ヴィオラ)
ヤン・シュルマイスター(第2ヴァイオリン)
アレシュ・カスプルジク(チェロ)
チェコを代表する弦楽四重奏団の一つ。ウィハンの名は、伝説となっているチェコの弦楽四重奏団「ボヘミア弦楽四重奏団」の創立者H.ウィハンの名を冠したもの。結成は1985年。メンバーは全員がプラハ芸術アカデミーの出身で、28年間一度もメンバーが変わることなく今日に至っている。結成後の活躍はめざましく、88年プラハの春国際コンクール第1位、90年トランパニ国際コンクール第1位、そして91年にはロンドン国際室内楽コンクールで審査員全員一致の第1位に入賞。審査員長であったヴァイオリニストの故ユーディ・メニューインから激賞された。また特別に「聴衆賞」が贈られた。以後、ヨーロッパ・アメリカ等で本格的な演奏活動を展開。J.スークをはじめ世界の名だたる演奏家とも共演している。初来日は95年9月。彼らの演奏はこの年来日した著名な室内楽団をおさえて95年度マイベストコンサート(「音楽の友」誌)の1位に選ばれた。08年にはロンドンでベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を連続演奏。その後プラハで全曲を録音・録画し、Nimbus AllianceレーベルからCDとDVDをリリース。「素晴らしい演奏。彼らの情熱的な解釈がベートーヴェンの最高傑作に真価を発揮した」(インディペンデント紙)、「今日、世界で最も優れたクァルテットの一つ」(インターナショナルレコードレビュー)と絶賛された。2013年は12回目の来日となる。その類い稀なアンサンブル技術と、チェコ特有の哀愁を帯びた美しい音色は、世界中のファンを魅了し続けている。
http://www.wihanquartet.co.uk/