コレクション

「真喜志民子 墨・染・織」展

真喜志民子 墨・染・織

2010年10月25日(月)~12月22日(水) 開館時間:午前9:00ー午後4:30 観覧料:無料 休館日:日曜日、祝日、第2、4土曜日

2010年 墨・染・織

 大学在学中、志村ふくみの作品に出逢い織を志す。卒業後、沖縄に帰り、織の基本を学び、絹による着尺、帯地の仕事をする。その後、織った布が、より身近なものでありたいと言う思いから、「生活空間の中の織」をテーマに、木綿、麻、絹でスクリーンからエプロンまで多種多様な布を手がける。そんな折、三宅一生の「一枚の布」に衝撃を受け、機械織でカバー出来る領域の広さを知り、逆に手仕事を再認識する結果になった。個人で出来る布の可能性に焦点をしぼり、繭から糸をひき、布を織り、染める、現在の仕事に至った。

 光と水と墨の中で、布と手が自由に動き出す・・・
時代の空気と共に変化する自分を楽しんでいるのかもしれない。
始まったばかりの墨の仕事を当美術館で展示して欲しいという要請に感謝しながらも戸惑っている。

真喜志 民子