「桃紅のしごと 題字」

「桃紅のしごと 題字」

桃紅のしごと 題字

自由な墨線で 独特な味わいを持つ桃紅の文字
題字やラベルなどに見るしごとの数々


 1940年、桃紅は銀座鳩居堂で初個展を開きます。自作の歌と古歌を書いた独自の書を約20点展示しましたが、新聞に「才気だけの基礎のない書」と評されます。当時の書道界が古典を基としたものが主流であったことと、自由な芸術表現が難しくなっていく戦前の気運によって、桃紅の我流の書は受け入れられませんでした。しかし戦後の自由な思潮の中、新しい造形の探求によって桃紅の書は注目されるようになります。修練された書の作法を礎にした自由な墨線の文字は、独特な味わいを持ち、多くの人々を惹きつけています。
 今展では、これまで多くの本の題字や商品のラベル等のために制作した文字の作品と関連資料を展示します。

展示作品数
約20点
開催期間
平成28年1月8日(金)~3月25日(金)
休館日:第2,4土曜日、日曜日、祝祭日、展示替期間

企画展リストへ戻る

メインメニュー

関市立
篠田桃紅美術空間