篠田桃紅

篠田桃紅 余白

2019年6月7日~7月19日

インフォメーション

展示作品数

23点

開催期間

2019年6月7日~7月19日

休館日

第2,4土曜、日曜、祝日

入館料

無料

概要

 墨象作家、篠田桃紅を語るうえで「余白」は欠かせない要素のひとつです。
和紙にひかれた墨の線は、白い空間を生み出し、その余白は目に見えない余韻を醸し出します。
日本の美術において余白は慣れ親しんだ美意識のひとつです。長谷川等伯の《松林図屏風》のように、余白は描かれたモチーフと調和し、空間美を作り出します。その余白の美しさは、散りぎわや不完全さの美などと同じく、日本特有の美意識です。
桃紅作品には描かれた墨の線と共鳴し合う余白や間があります。私たちはその何も描かれていない空間に、見るよりも確かで充実した何かを意識し、感じることができるのです。
今展では、墨の線と余白とが、あるいは墨の面と面のあいだにある空白の間が、作用しあうことで生まれる美に注目します。