篠田桃紅―足跡 「リトグラフ」

篠田桃紅

2021年10月20日~12月16日

インフォメーション

展示作品数

25点

開催期間

2021年10月20日(水)~12月16日(木)

休館日

第2、第4土曜日、日曜日、祝日

入館料

無料

概要

桃紅の一世紀におよぶ画業を辿り、見直すシリーズ「篠田桃紅─足跡」の3回目は、水墨作品とは異なる趣と魅力を感じさせる桃紅リトグラフについて紐解きます。
桃紅がリトグラフ制作を始めたのは、1960年にアメリカ・フィラデルフィアから来日したプリンターのアーサー・フローリー(1914-1972)の勧めによるものでした。その後、63年以降は木村希八(1934-2014)の刷りにより制作を続け、生涯にわたって1000点余りのリトグラフを手掛けました。
墨色の無限の拡がりや濃淡、筆の抑揚といった水墨表現を、リトグラフでは解墨と水の混じり合った「たらし込み」や微妙なインクの混色や重ね刷などによって再現しています。さらに本刷りされたシート一枚一枚に加えたひと筆によって、油性インクの無機質になりがちな画面を彩り、瑞々しくしているのが、桃紅リトグラフの最大の特徴です。
本展では、二人のプリンターとの出会いと共同作業について深堀しながら、桃紅リトグラフの魅力と表現の秘密に迫ります。