
2018年11月24日
1963年、ドイツのヴェストファーレン州ビュンデに生まれた。8歳のとき、ヴァイオリンを弾き始め、後にエッセンのフォルクヴァンク高等音楽学校にてヴァレリィ・グラドウ教授の指導を受けた。1984年、エッセンの学生コンテストで1位を受賞。
1986年(23歳)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(当時、ヘルベルト・フォン・カラヤンが音楽総監督)に第1ヴァイオリン奏者として入団。同楽団の最年少メンバーであった。その後、ソリストとしても多くのコンサートを行い、西ドイツ放送(WDR)やドイツ放送などでレコーディングも行った。
1997年、バイエルン放送交響楽団(当時、ロリン・マゼールが常任指揮者。現在はマリス・ヤンソンス)にソロ・首席ヴィオラ奏者として移籍、現在に至る。
R.シュトラウスの《ドン・キホーテ》、モーツァルトの《ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲》、ベルリオーズの《イタリアのハロルド》などのソリストとして活躍するとともに、室内楽でもラン・ラン、エレーヌ・グリモーなどと共演。幅広く演奏活動を行っている。演奏旅行は100ヵ国を超える。現在、ミュンヘン・アカデミーの教官でもある。
透明な音色、研ぎすまされたバランス感覚が魅力のピアニスト。桐朋学園大学を卒業。同大学伴奏研究員及び室内楽研究科を修了。在学中に第1回日本室内楽コンクール優勝。第1回淡路島国際室内楽コンクール第2位。
イタリアのキジアーナ音楽院にて全額スカラシップを得てリッカルド・ブレンゴラーに師事、ディプロマを取得。1992年よりウィーンに留学、ミヒャエル・クリストのもとで研鑽を積む。諏訪内晶子・矢部達哉・石田泰尚・山本裕康・堤剛など多くの演奏家とリサイタル及び室内楽で共演。また、国内外のコンクールや音楽祭の公式ピアニストを務め、卓越したバランス感覚をもつアンサンブルピアニストとして共演者からの信頼が厚い。最近はソロ・リサイタルを精力的に行い、透明な美しい音と確かな解釈が高く評価されている。
「諸田由里子ピアノ・リサイタル」「ドビュッシー:版画 諸田由里子ピアノ・リサイタルⅡ」をCDリリース。
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